Through Art it’s possible.

今日も世界のどこかで紛争が起こり、ご飯が食べられない子どもがいて、また１つ森が消えていく。
地球規模の危機、山積みの社会課題、目まぐるしいスピードで更新される情報に気が遠くなりそうになる。

そんな変化の時代を生きる子どもたちが必要とする学びとはなんでしょう？
そして、そのような学びの機会は子どもたちに等しく与えられているのでしょうか？

今、未来を担う子どもたちに求められるスキルとは、問題に対して正解を求めるのではなく、一人一人が自ら問題定義をし、発想の中に解決策となる糸口を見出す力。そして、それを自分なりの手段で伝える力ではないでしょうか。

私たちは、常に社会の常識を問うと共に、様々なジャンルを横断し包摂できるアートこそ、このような学びにアプローチをすることが可能だと考えています。アートとは発想を表現に転換する活動です。課題に向き合い、問いを立てる。新しい切り口や、新しい捉え方を模索し、自分の思考に形を与える。一つの正解を誰かと競い合うのでなく、互いの価値観を認め合う。このような体験は、彼らを内から支える自信となり、未来を切り拓く力となります。

EduArt 様々な素材や表現方法を通して世界を発見するアートプログラムや、社会課題を自分事として捉えるアートプロジェクトを学校や幼児教育の現場で展開をしています。また、課外でも、様々な背景を持つこどもたちが自由に表現できる場作りに取り組んでいます。

EduArt 代表理事

望月 実音子　EduArt（エデュアート）主宰。横浜生まれ。幼少時代をアメリカ東海岸、中高時代をオランダと香港で過ごす。幼少のころから絵画に対する強い情熱を持ち古典的かつ前衛的な美術教育を受ける。人体描写の延長として体の周りの空間と体の動きを左右する、造形としてのファションに興味をもち、ボストンのマサチューセツ州立美術大学のファッションデザイン学科に学ぶ。2002年にニューヨークへ移転。アパレルデザインの仕事に携わる傍、NYを拠点とするダンスカンパニーSoGoNoの専属デザイナーとして舞台衣装を８年間制作。2012年にアメリカ人の夫と帰国後２児の母となる。日本で育児をする中、子ども達がもっと自由に表現できる場の必要性を感じ、2016年チームでアート団体LITTLE ARTISTS LEAGUEを創立。共同代表として2022年3月まで、横浜を拠点に、親の文化とは異なる環境で育つサードカルチャーキッズのためのアート活動や、ワークショップ・アートイベントを多数展開。2022年春からアートを通してグローバルシティズン育成に取り組むプログラム、アート教育団体、EduArtをスタート。アートを通して世界について考えるプログラムやアートプロジェクトを展開する。ポピンズアクティブスクール広尾のアトリエリスタ、SDGsプログラムコーディネーターとしても活躍中。

EduArt 副代表理事

野村 麻友　神奈川生まれ、2歳のころ京都に引っ越し以降25才まで関西で過ごす。大学卒業後テレマーケティング会社に就職、コールセンターにて新人採用と研修・育成を担当。研修に携わる中で教えることの楽しさを知り、教えるならもっとその人の人生の大切な一助となることを教えたいと日本語教師の道を目指す。横浜に移り420時間の日本語教師養成講座を受講し資格取得後、タイ→日本→台湾で日本語教師として勤務、インドネシア人と結婚し帰国後２児の母となる。出産子育てを経て、東京都公立小学校にて外国籍児童日本語指導員として6年間勤務。現在はビジネスマン対象の日本語レッスンとインターナショナルスクールにて日本語指導を担当。日本の小学校とインターナショナルスクール両方を経験する中で、4択の中から答えを見つける日本社会の正解教育と自分の思いや考えを見つめそれを発信することに重きを置く他国の教育の違いを目の当たりにしたことから日本の学校における教育の在り方に問題意識を抱くようになる。「自分の思いに目を向け、自分のやりたいことを見つける＝探求する力を身につける」という理念のもと2022年春、EduTalk設立。英語をツールとしたディスカッションを通して自己表現力を磨くプログラムを展開している。