⾃分と社会と未来をつなぐ50の哲学の問い・横浜創英高校1年

アートを通して自己と社会を見つめる

「THE ART OF INQUIRY ‒ ⾃分と社会と未来をつなぐ50の哲学の問い」は、横浜創英⾼等学校の美術選択1年⽣160名を対象に、アート教育NPO EduArtが2025年春に実施したアートプログラムです。

プログラムでは、社会や未来をテーマにした50の哲学的問いに、生徒たちが次々と短時間で答えを描き、その絵に呼応する言葉を自由に綴りました。これは「直感的描画法」と呼ばれる、心理学やアートセラピーで用いられている技法です。論理的思考を意図的に脇に置き、直感に従って描くことで、潜在的に眠る感情や価値観を可視化することを目的としています。

ウォームアップでは30秒の描画と30秒のライティングを5問、本編では3分の描画と2分のライティングを10問行いました。その結果、5クラス合計で延べ2400点もの作品が生まれました。

生徒たちは驚くほどの集中力で制作に向かい、自由で多様な作品を次々と生み出しました。そこには160の個性と人間性が如実に現れており、時に繊細で静かに、時に大胆で雄弁に表現された多くの真実に、私たちは幾度となく心を打たれました。そして、アートで人文学的テーマにアプローチするという新しい学びの形に多くの可能性を見出しました。

「今の時代」は何から作られていますか。

この世にある

全てのものが混ざり合い

途切れ合って作られている

つながろうとして離れて

やっとつながっての繰り返し

経済的不安定は、個人の責任ですか、それとも社会の構造的問題ですか。

個人で

どうにかしようとしても

社会の上の決められた道でしか

歩けないのが問題

不幸は本人の問題ですか。それとも環境のせいですか。

環境のせい。

どんなに明るい色でも

黒が上からかぶさったら

黒になっちゃうから

「この社会はおかしい」と感じたことがありますか。もしあるなら、それはどんな瞬間でしたか。

色(個性)が

つぶされるとき

「これだけはすると」と心に決めていることがありますか。

たくさんしなくてはいけないことがある中で

しっかりやらなくてならないことが

筋を通して一つある

今日という日は、二度と戻らないと本当に理解していますか。

あみだくじのように

来た道を戻れない

近道もできない

(真っ直ぐ進めない)

理解しています

今日という日は、二度と戻らないと本当に理解していますか。

あみだくじのように

来た道を戻れない

近道もできない

(真っ直ぐ進めない)

理解しています

社会という言葉で、まず思い描く風景は、どんな風景ですか。

明るく見えてとても暗い

そんな場所

きれいな牢獄

今、目の前に子ども時代の自分が立っていたら、どうしてあげたいですか。

あなたがもっていないものは

ないと伝える

創英祭にて作品展を開催しました!

「THE ART OF INQUIRY ‒ ⾃分と社会と未来をつなぐ50の哲学の問い」で生まれた美術選択高一の作品180点を創英祭にて展示しましました。たくさんの来校者や生徒が足を止め、作品と言葉に見入る姿がありました。展示実行委員の皆さん、ご協力ありがとうございました!

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